園だより

2026.07.01

園だより

今年もプールが始まりました~‼

6月15日にプール開きを行いました!初めのうちは気温が上がりきらない日が多いため、水温を高めにして様子を見ながら、水との関わりが「気持ちいい!楽しい!」という快さを感じられるよう配慮しています。身体や神経機能が急激な温度変化に慣れていけるよう、温かくなってきた時期から日常の遊びや生活の中でも水に触れられる環境を保障しています。早めに水遊びを始めるのはもちろん、井戸水をたっぷり出して泥んこ遊びをしたり、シャワーで全身を洗い流したりということを、プール開始に先立って行うことで水と親しむ感覚を段階的に育んでいる子どもたちです!慣れるという視点から、乳児のお子さんたちは幼児のお子さんたちよりも丁寧にしていけるよう、プール開始の時期を遅めにしていることも配慮の一つです。大きい子たちが楽しむ姿を見て、「自分たちもプールに入りたい!」という憧れや意欲を育みながら、心の準備もしているのではないでしょうか。もう少しだけ楽しみに待っててね~!
 一足先にプールに入っている幼児の子どもたちは、職員の声かけをよ~く聴いて真剣に水と向きあっています!「次はこうしてみて~。できるかな~?」と、一つひとつ自分のできる範囲がどこまでなのか確かめながら、「あ、できたね!素敵!」と認められながら手応えを感じています。その中で、全てできなくても「まんざらでもない自分」に出会っていきます。その自己肯定感を土台に友だちに励まされながら「こわいけどやってみる!」と心の葛藤を越えて挑戦しながら、「やってみたらできた!」という体験が成長実感となっていきます。このような体験が、近年注目されている「自己効力感」を育むことにつながっていくのだと考えています。
「発達する」ということは、「(できない)不自由な状態から(できるようになる)自由を獲得していくこと」という捉え方があります。もちろん、「発達の目安に到達してないからダメ。できるからいい」という評価的な価値観で発達を捉えることは望ましくありません。しかしながら、子どもたち自身が「できるようになりたい!」という発達欲求が芽生えたことを捉え、その願いに応えられる保育環境を整えながら、「できるようになった!(また一つ自由を獲得した!)」という喜びを共に分ちあうことは、とても大切なことだと思っています。「自分の成長を一緒に喜んでくれる存在がいるんだ!」という実感が他者への信頼につながり、その経験があるからこそ、今度は「他者を大切にしたい」という社会性につながっていきます。そんなあたたかい循環を、まずは上北沢こぐま保育園の中から生んでいきたいです。

 また、6月3日の台風対応について、誤って臨時休園と判断してしまい大変失礼しました。それでも登園された保護者の方から「先生たち大変ですね。むしろこんな日にも預かっていただきありがとうございます!」とお声かけいただき、心から救われました…。常にリスクマネジメントが求められ責任を問われる時代に、正直くたびれる感覚をお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。「失敗してはいけない」「批判されるのではないか」という息苦しさが漂う社会の中で、心が疲れてしまう大人たち。そしてそのムードを感じながら育つ子どもたち。このような社会において、せめて手が届く範囲の社会では、「批判して分断するより、赦しあいながらつながりあう」ことを大切にしたいと思うのです。台風の一件で、改めてそのような思いを強く持ちました。本当にありがとうございました‼

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