園だより

2026.05.01

園だより

<人と人があたたかく存在丸ごとを受け入れあう「受け入れ保育」>

 進級、そして入園式から早いものでもう1ヶ月経ちましたね。泣き声が沢山聞こえていた時期が既に懐かしいような、多少落ち着いた雰囲気となってきました。早いものですね。「ジャネーの法則」というものがあり、子どもの頃は時間を長く感じ、大人になるにつれて短く感じるようになると言われています。この1ヶ月についても、大人は短く感じていても、子どもたちはとっても長く感じているのでしょうね。4月から新しく入園してきたお子さんたちは特にそうだと思います。だからこそ、丁寧に丁寧に「受け入れ保育」を行うことが必要で、不安な時間を短くし、できるだけ早く安心できる環境としてあげたいと思っています。

 『入園のしおり』にも記載していますが、一般的に「慣らし保育」と言われることを、私たちは「受け入れ保育」と位置付けています。それは、「子どもを慣らす」のではなく、お子さん自身が主体となって新しい環境や新たな存在との出会いを「受け入れる」ことが大切だからです。また、受け入れるのはお子さんだけではなく、保護者の方自身も、そして私たち園もお互いに「受け入れあう」必要があると考えるからです。マッチングアプリ等で初めから趣味や嗜好が似ていることが分かっており、相性がいい人とだけ付きあうこともできる時代となりつつありますが、保育園はそうはいきません。社会福祉施設として幅広く地域住民の方々に開かれ、多様性が尊重される場でなければなりません。子どもたちや保護者の皆さん一人ひとりに個性があり、職員も同じように個性があります。感じ方や捉え方が異なり、時にすれ違うことやぶつかりあうこともあるでしょう。でも、日々じっくり向きあいながら、相手をよ~く理解し、お互いに歩みよることが必要です。「人」が「人」と認めあい尊重しあう営みが保育の土台です。

 今年度の受け入れ保育でも、皆さんにできるだけご協力いただき、少人数ずつ受け入れさせていただきました。そのおかげで、保護者の方と離れて不安で泣くお子さんに担当職員が丁寧に寄り添えて、次の新入園児のお子さんが登園する時期には、既に職員から離れても安心して遊べるようになっている姿が見られるようになります。お子さんにとっても、保護者の方にとっても、職員にとっても安心につながる実践となったのではないかと感じています。ご協力ありがとうございました!

また、4月10日(金)異年齢の各おうちでは、5歳児どんどんさんの保護者の皆様もお招きし、ひとつ大きくなったことをお祝いする進級式を行いました。どんどんさんは保護者の皆様と1歳児~4歳児の子どもたちの前で、進級証を園長から一人ずつ受け取ります。1歳児~4歳児の子どもたちは順に名前を呼ばれてペンダントのプレゼントをもらいました。大きい子たちから大好きな小さい子たちに、やさしく愛情たっぷりな表情で渡してくれていたり、小さい子たちは大きい子たちに憧れに溢れたまなざしを向けていたり。異年齢で育ちあい、また一つ大きくなったことをお互いにそれぞれの立場で喜びあう姿が見られて、大人もじんわりあたたかい気持ちになりました。このような育ちあいが、日々の生活や遊びの中でたくさん見られます。これからも素敵な姿を共有させていただき、ともに子どもたちが育つ姿を保護者の皆さんとも喜びあっていけたら幸いです!

 

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